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燕来たる(4月5日から、9日ごろ)

執筆者の写真: meguroterumi
meguroterumi
4月7日
読了時間: 3分

 

皆様こんにちは。

 

本日も二十四節気と七十二候のお話です。

 

4月5日から二十四節気は清明に入りました。万物に精気が宿り草木が一斉に芽吹き花をつける、とても清々しい時期です。本土では、1暦の名前ですが、中国の文化の影響を強く受けた沖縄では、清明祭り(しーみー)と言う旧正月に告ぐ1大行事となっています。各家々では親戚一同が集まり、ご先祖様に感謝を捧げながらお墓を掃除したりお墓の周囲で大規模な宴会を催したりする大切な行事です。

 

これは、中国の清明節に由来しており、中国でもお墓参りをしたりお墓を掃除し清める時期とされているそうです。以前新十六日祭の記事でも書いたように、最近は旧暦3月初旬と言うわけではなく、カレンダー通り4月5日からが清明祭りの期間とする地域が多いようです。はじめての期間内の休日であった4月5日は、中南部を中心に、お墓の掃除やお墓の敷地内での親戚総出の食事会など賑やかな様子が見られました。

 

清明の期間は2週間あるため、本土など遠方に住んでいてまとまった休みがないと帰省できない親族がいる場合は、ゴールデンウィークなどに期間をずらし行う場合も多いと聞きます。

 

また、暦の話に戻ります。

二十四節気中に、さらに七十二候が入っているため、今回のブログ執筆時(4月7日)にも呼び名があります。

 

今回は、 燕来たる(4月5日から9日ごろ)

 

ツバメが南の国から渡ってきて、巣作りなどを始める時期とされています。もともと中国から伝わってきた暦であるため、沖縄とは少しずれているところもあるのですが、全体的に言うとほとんど合っているからとても不思議です。

 

ちなみに、沖縄のツバメは複数種おり、代表的なのはリュウキュウツバメです。本土などで見るツバメより一回り小さく、尾羽の二股に分かれた部分が短かったり、喉元の赤い模様が淡い色だったりと外見にはいくつか特徴があります。が、さえずりや鳴き声は同じで、音声だけで本土のツバメと見分ける事は不可能と思われます。

最大の特徴は渡りを行わず、1年中沖縄にいること。沖縄には、つばめたちの主食である小さな虫が1年中生息しているため、冬場でもごく普通に見られます。国頭村では、すずめなどより圧倒的に数が多く本当によく見かけます。また、冬の初めや春先には、本土でよく見かける普通のツバメと一緒にいることも多く、飛びながら追いかけっこをしたり、電線などに止まって鳴いている場面をよく見ます。

 

日本で見られる野鳥の中で、南方系の種類では、沖縄などに1年中留まっているものがいます。このような鳥たちを留鳥(りゅうちょう)と呼ぶそうです。

 

これからいよいよ暦も夏に向かい、夏鳥の素敵なさえずりが聞こえる季節に向かいます。その話はまた次の機会に。

 

またこの場所でお会いしましょう。

               

                                 (塚﨑 良)


 
 
 

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