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自然災害は突然に

  • 執筆者の写真: meguroterumi
    meguroterumi
  • 11月17日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。あるいはこんばんは。

沖縄もずいぶん涼しくなり、着々と冬の足音が聞こえてくる時期となったため、沖縄の冬の訪れについて話をしようと思いましたが…ここに来て、台風26号が接近し、大雨災害の警報が出されるという状況になりました。去年(2024年)11月の沖縄北部豪雨からもう1年がたちましたが、まだ鮮明なその時のお話をしようと思います。

ブログを執筆している日付は2025年11月14日。昨日まで降り続いた豪雨と台風に伴う低気圧通過に伴い、再び豪雨災害がという報道がありましたが、何とか何もなく天候は回復しつつある状況です。

しかし、去年(2024年)11月8日から9日にかけての集中豪雨による災害は想像を絶するものでした。今回と同じように冬型が強まり、本土に進んできた高気圧の周辺の気圧の谷の部分に前線が発生。その前線に台風が近づいてしまい、前線を刺激した結果、沖縄本島北部を中心に線状降水帯が発生。その影響で時間雨量が200ミリ近くになるような集中豪雨が8日の未明にあり、続いて8日夜から9日未明にかけて2度目の集中豪雨が発生、我々の作業所のすぐそばの比地集落を流れる比地川が氾濫しました。地区の50世帯あるうちの約半分25世帯が床上及び床下浸水の被害を受け、我々の施設職員や代表理事も例外ではなく、車が水没し3台が廃車となりました。洪水は道が川になったかのごとく荒々しく流れていましたが、幸運なことに住居(移住者専用の賃貸住宅)は周りより建物が高く建設されていたため、床上浸水には至らなかったもようです。しかし玄関の階段の最上階まで水が迫ってきて、あと5センチ水が増えればあわや床上浸水だったそうです。

この原因は、おそらく地球温暖化の影響であろうと指摘されており、猛暑で高くなった海水温が冷えてくる前に、本土側から寒気が流入し、雨雲が発生→そこに季節はずれの台風が到来→ →集中豪雨が発生という状況になったと言われています。今年もまた夏が長く暑い期間が続き、海水温が十分に下がらないまま急速に気候が冬に移り変わってしまった結果、沖縄付近で雨雲が発生し、長雨が続く雨季のような状況になってしまい、台風が雨の元である暖かい空気と熱帯由来の湿気をもたらし、去年と同じような状況になったようです。

とりあえず今年は大事に至らなくてほっとしています。

今後も、季節の変わり目に同じような状況が起きかねないため、避難経路の確認や洪水・大雨対策や土砂崩れの発生が懸念される危険な場所の把握など検討しなければならない事は多々ありそうです。

次はもっと面白い話をする予定なので、また楽しみにしていてください。

(文責:塚﨑良)

 
 
 

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